Implantインプラント

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失った歯を補うために、最適な治療をご提供します
~インプラント~

インプラント

歯を失った状態のまま放置していると、残った歯への負担増加は避けられません。そのまま長期間が経つと、さらに歯が抜けていくリスクが高まります。これ以上歯を失わないためには、歯を補う治療が必要です。

歯を補う治療には、「義歯(入れ歯)」「ブリッジ」「インプラント」がありますが、当院が特におすすめしているのが「インプラント」です。当院の院長は、インプラント治療を始めて約15年、600名以上の患者様の治療を行ってきました。検査と診断を重視し、患者様の症例に合った長持ちするインプラント治療を心がけています。

入れ歯・ブリッジのデメリット

入れ歯・ブリッジのデメリット

入れ歯とは、人工の歯がついた取り外し式のプレートを、残っている歯に針金で固定する治療法です。口の中に皿を入れているような状態のため、最初は違和感があり、慣れるまで会話がしにくく、適合が悪いと口を開けたときに外れることもあります。また、固いものを噛むと痛みが出たり、食べ物の味を感じにくくなったりすることもあるため、自分の歯ほどは自由に食事がしにくくなります。

ブリッジとは、抜けた歯の両隣などの歯を削って、差し歯をつなげて固定する治療法です。支える歯が健康な状態である必要があり、また、健康な歯を大きく削るので、長い目で見ると、残った歯が虫歯や歯周病になりやすくなるのがデメリットです。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリット・デメリット

インプラントは歯が抜けた部分の下にあるあごの骨に、身体によく馴染む「チタン」という金属でできた人工の根を埋入する治療です。根とあごの骨がしっかり結合したら、その上に人工の歯を装着していきます。

インプラントにはさまざまなメリット・デメリットがあります。納得して治療を受けていただくためにも、事前にどのような特徴があるのか、把握しておくことが大切です。

インプラントのメリット①:噛む力が強い・残った歯を守る

インプラントのメリット①:噛む力が強い

インプラントの特徴は、その他の治療方法と比べて、見た目や構造が自分の歯にもっとも近いという点です。またインプラントは噛む力が強く、健康な天然の歯が100%だとすれば、ブリッジが60%、入れ歯が30%程度と言われていますが、インプラントの噛む力は90%以上にもなります。そのため、ご自身の歯のように何でも噛むことができます。

また、インプラント自体の噛む力が強いため、残った歯の負担が増えない点にも注目です。そしてブリッジと違い、隣の歯を削る必要がないので、残った歯を犠牲にしない治療方法といえ、むしろ、残った歯を保護してくれるため、さらに歯を失うリスクが、他の治療法と比べて非常に低くなります。

インプラントのメリット②:お手入れが簡単

インプラントのメリット②:お手入れが簡単

インプラントは、入れ歯やブリッジに比べてお手入れが簡単です。入れ歯は長い間使用していると臭いや汚れがついてしまうので、食後や就寝前には取り外して洗い、消毒液などに漬けておく必要があります。

また、ブリッジも、歯がつながっている部分から虫歯になりやすいため、ここに特殊な糸を通して清掃する必要があります。この点、インプラントは通常の歯に近い構造をしているため、普通の歯と同様に歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどでの清掃が可能です。

インプラントのメリット③:長持ちする

インプラントのメリット③:長持ちする

インプラントはその他の治療方法に比べて、非常に長期間使用し続けられるのがポイントです。入れ歯の場合、長期間使用していると合いが悪くなって痛みが出たり、残った歯の負担が大きいため、徐々に抜けていったり、入れ歯そのものを無くしたりして、作り替えが必要になることが何度もあります。

ブリッジも、残った歯の負担が増えるため、支える歯の寿命が短くなってしまうことがあり、平均すると7年前後で何らかのトラブルがおきるといわれています。また、支える歯 が虫歯になったり歯周病になったりすると、もう同じようなブリッジを入れられなくなることがあるのも悩みどころです。

 

一方で、インプラントは、長期間の使用にもしっかり耐えてくれます。当院で使用しているストローマンインプラントでは、10年後にまったく問題なく機能している割合が97~98%程度です。ほとんどの場合10年以上、十分に機能し続け、お手入れ次第では20年、30年と長持ちする可能性も高いでしょう。また、作り直しの必要がないので、再治療の手間を大きく省くことができます。そして、何よりもいいのは、残った他の歯へのダメージがないため、長期的に見ればトータルで最も多くの歯を残すことが可能という点です。

 

当院では歯を抜かなければならなくなった場合、約半数の患者様がインプラントを選択されています。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットとしては、外科処置が必要という点が挙げられます。また、あごの骨の状態やその他の疾患次第では、インプラントが入れられないケースもあるので、十分な検査と診断が必要です。

特に、歯周病がある場合、そのままインプラントを入れると、インプラントが細菌感染を起こして、抜けてしまうリスクがあります。そのため、歯周病がある場合には、必ず事前に治療をしてからインプラント治療を行うようにしましょう。当院の院長は歯周病治療も専門としているため、歯周病の状態を正確に診断して治療を行うことができます。

インプラントの注意点

インプラントの注意点

インプラントは、決して「メインテナンスフリーの魔法の治療」ではありません。日頃のお手入れが不十分だと、まれに歯周病と似たような状態(インプラント周囲炎)になり、インプラントが抜けてしまうこともあります。そのため、当院ではインプラントを入れられた患者様に定期的なメインテナンスを実施しています。

インプラントが難しいケース

たとえば、「歯がグラグラしてから抜けるまでかなり待った」「歯が抜けてからかなり時間が経っている」「合わない入れ歯をずっと使っていた」などの理由で、あごの骨が痩せてしまっている方は、インプラントを入れるのに十分な骨がないことがあります。

ただし、骨を増やすための追加処置を行えば、治療が可能になるケースもあります。詳しくはCT検査をしたうえで診断するため、まずは歯科医院で相談してみてください。

また、糖尿病や高血圧のような全身疾患がコントロールされていなかったり、骨粗しょう症の薬を飲んでいたりする場合も、インプラント治療に影響する恐れがあります。そのため、こうした疾患があれば、医科に問い合わせて全身状態を確認し、リスクを分析しなければなりません。

インプラントと歯ぎしり

インプラントと歯ぎしり

インプラントは非常に丈夫ですが、歯ぎしりが強いと、まれに上部の人工歯が欠けたり、骨との結合が壊れたりすることがあります。もしも歯ぎしりが強い場合は、マウスピース(ナイトガード)を使用し、インプラントを過重な力から保護する必要があるでしょう。

歯ぎしり対策についてくわしくはこちら

金属アレルギーについて

インプラントに使用されているチタンやジルコニアは、身体に優しく、金属アレルギーを起こす可能性が非常に低い材質です。金属アレルギーの心配がある場合は、事前に医科へ検査を依頼します。

金属アレルギーについて

インプラントについてよくあるご質問

Q1インプラントは安全ですか?

インプラントは安全ですか?

インプラントは、事前にしっかりと検査と診断をして行えば、抜歯などと比べても特に危険な治療ではありません。当院では、神経や血管の位置を正確に把握するため、インプラントを計画しているすべての患者様に術前のCT撮影を実施しています。手術前にCT画像を患者様にお見せして、治療計画や安全性について詳しくご説明し、納得いただいてから手術を行いますのでご安心ください。また、術中は生体モニターで常に血圧、脈拍などを測定して全身管理を行い、不測の事態が発生しないよう努めています。
Q2インプラント治療で痛み・腫れはありますか?
インプラント手術では骨を削る必要がありますが、骨は麻酔が効きやすく、実際に埋入にかかる時間も5分程度と短時間のため、術中の痛みはほとんどありません。また、術前にあらかじめ痛み止めを飲んでいただくので、麻酔が覚めたときの痛みも穏やかです。翌日は痛み止めを飲まなくても大丈夫な患者様が多く、腫れないケースも多いです。仮に腫れる場合でも、基本的には頬が少し膨らんだ程度のものがほとんどで、3、4日もすれば治ってきます。
Q3インプラント手術の後はどう過ごせばいいですか?
術後は麻酔が2時間程度効いています。麻酔が覚めた後であれば、ご飲食は可能です。ただし、手術当日の飲酒は控えてください。また、手術後2~3日は、激しい運動や旅行などは控えるようにしましょう。仕事については、激しく体を使うようなものでなければ普通にされている方が多いです。
Q4糖尿病、高血圧、心臓病などの病気がある場合、インプラントはできますか?
糖尿病があると感染リスクは高まりますが、医科で十分にコントロールされているようであれば、インプラントは可能です。また、高血圧や心臓病がある場合、麻酔で血圧や脈が上がることがありますが、これについても医科で管理されていれば問題ないことが多いです。基本的には主治医に問い合わせて、治療の可否を判断します。
Q5インプラントは保険が効きますか?
通常のインプラント治療は、基本的に保険適用外です。大学病院などで保険適用になるケースもありますが、これは、がんの治療時に歯とあごの骨を大きく切除する場合など、特殊なケースに限ります。
Q6知人が以前、インプラントに失敗したと聞いたことがあります。
インプラントは50年以上の歴史があるものの、どのようなインプラントが長持ちするかなど、技術が確立されてきたのはここ20年くらいです。それ以前は完全には研究が進んでおらず、やや実験的なものも多くありました。現在では長期的な研究が進んできたため、手術も昔と比べて短時間で終わり、埋入したインプラントは十分長持ちするようになっています。また、あごの骨や全身状態が悪い場合に無理に入れると失敗のリスクが高まります。そのため、術前の十分な検査や診断、また信頼性の高いインプラントを使用することが大切となります。

実際のインプラント治療の流れ